意外と知られていない腸内環境のチェック方法  

便秘・お腹のトラブル

今回は、ストレスを抱えながら慢性的な身体や心の不調を抱えている方に、是非、読んでいただきたい記事です。

ストレスが溜まり続けると腸が硬くなってしまうのは知っていますか?

硬くなった腸はコリへと変わり、その「腸のコリ」が様々なカラダのトラブルの原因です。

[voicer icon=”https://cocokara000.com/wp-content/uploads/2017/08/woman.png” name=”Aさん”]肩や腰がこるのは実感として分かるんですが、腸もこるんですか?[/voicer] [voicel icon=”https://cocokara000.com/wp-content/uploads/2017/08/kato.jpg” name=”加藤”]もちろんです! 腸は次の流れでこってしまいます。[/voicel]

 

ストレスが溜まる
腸の動きが悪くなる
腸の血流が低下
腸が冷え、硬くなる。
腸が凝る
トラブル発

Contents

腸のコリがもたらすトラブル

身 体 の お 悩 み

 慢性的な便秘に悩んでいる
 むくみ・冷え性がつらい
 生理痛・PMSがつらい
 慢性的な腰痛に悩んでいる
 お腹の張りが気になる

こころのお悩み

☑つい自分を責めてしまう
☑なんとなく元気が出ない
☑自分が好きになれない
☑ちょっとしたことで、落ち込んでしまう
☑自分を変えたいのに、なかなか変われない

その腸のコリをほぐせば、慢性的な身体や心の不調ともサヨナラでき、病院や薬、サプリに頼ることなく、毎日、充実した生活を送ることができます。

ここでは、腸の仕組みと腸のコリのチェック方法を分かりやすくお伝えいたします。

 

腸内環境と腸内フローラ

腸と聞くと、最近では、「腸内フローラ」という言葉を耳にされたことはあるのではないでしょうか? この「フローラ」という言葉は本来「花畑」を意味しています。

私たち人間の腸内には、多種多様な細菌が生息しています。

特に小腸から大腸にかけて、これらの様々な細菌が種類ごとにグループを形成してまとまり、腸の壁面に存在しています。

腸内に住む細菌(腸内細菌)は約100兆個~1000兆個と言われており、腸内細菌だけで重さ1.5kg~2kgにもなります。種類で言うと300種類ほどあるとされています。

 

顕微鏡で腸の中を覗くと、それらはまるで植物が群生している「お花畑([英] flora)」のようにみえることから、『腸内フローラ』と呼ばれるようになりました。

さて、そもそも、みなさん、小腸、大腸と聞いて、身体のどこにあって、どういう働きをしているか知っていますか?

 

 

 腸とは!?

「腸」には小腸大腸の2つがあります。小腸は、お腹の真ん中あたりにあり、食べた物の栄養を吸収してくれるところ、縮んだ状態では、約3〜4メートル、伸ばしてみると、6〜7メートルにもなります。

大腸は、その小腸を取り囲むようにあって、食べ物のカスや老廃物を便として出してくれるところで、1.5メートルになります。

 

私たちの身体の中には、小腸、大腸を合わせると6メートル近くにもなる長い管が入っております。広げた表面積は、テニスコート一面分になると言われています。こんなに長いモノが、体の中にギュッとおさまっているんです。

これらの腸があなたが仕事している間も遊んでいる間も年中無休でお腹の中で、「消化」「吸収」「排泄」といった役割を休みなく、働き続けてくれています。

 

つながっている腸と脳

近年では、消化、吸収、排泄といった働き以外にも、腸と脳はつながっているとされ、腸は「第2の脳」と注目されています。

腸と脳は無関係というわけではなく自律神経を通して密接に関係していて、この関係性を「腸脳相関」と言います。

緊張した時にお腹が痛くなってりするのも、脳と腸がつながっている証拠ですよね。

 

そして、逆に腸が脳に及ぼす影響も大きく、腸内で分泌されるホルモン(セロトニン)が身体や心に大きな影響を及ぼしていることが科学的にも証明されつつあります。


このセロトニンが不足すると私たちは不安を感じたり、精神的に不安定になります。実はこのセロトニン、実はその9割以上が腸で作られているのです。

 

そのためセロトニンは「幸せホルモン」「ハッピーホルモン」「幸福物質」とも呼ばれています。これが分泌されることで安らぎを感じることが出来るのです。

逆に言うと、腸内環境が悪化しているとストレスを感じたりうつになりやすくなってしまうということなのです。

 

[voicer icon=”https://cocokara000.com/wp-content/uploads/2017/08/woman.png” name=”Aさん”]腸のトラブルって、便秘だけかと思っていました。[/voicer] [voicel icon=”https://cocokara000.com/wp-content/uploads/2017/08/kato.jpg” name=”加藤”]実は、メンタルにも大きな影響を与えているんですね。実際、ご来店される方でメンタルの不調を訴える方は、腸がカチコチに硬くなってしまっている人多いんですよ[/voicel]

 

 

 腸の弱点はストレス!!


腸は、毎日頑張ってくれる一方で、実はとてもナイーブで繊細食べ過ぎ飲み過ぎ睡眠不足などによって、すぐにダメージを受けてしまいます。その腸の一番の天敵は、ストレスです!!

では、ここで、腸内環境のチェックリストにトライしてみてください。

 

 生活習慣 

□運動不足
□姿勢が悪い、デスクワーク中心
□スマホ、タブレットをよく見る
□肌荒れや吹き出物が多い

□呼吸が浅い
□手足が冷える・むくむ
□生理痛・生理不順が多い
□イライラ・くよくよなど気持ちが安定しない
□寝つきが悪い、眠りが浅い
□入浴せず、シャワーが多い

0〜1個健康的な腸
2〜3個ストレス腸になりかけている
4〜7個ストレス腸
8〜10個重度のストレス腸

 食習慣 

□外食が多い
□食事時間が不規則
□野菜やフルーツをあまり摂らない
□あまり水を飲まない
□あまり噛まない
□甘いものをよく食べる
□つい食べ過ぎてしまう
□つい間食してしまう
□コンビニをよく利用する
□食べて就寝までに3時間空いていない

0〜1個健康的な腸
2〜3個ストレス腸になりかけている
4〜7個ストレス腸
8〜10個重度のストレス腸

 

お腹の状態 

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□便が硬い・臭う
□コロコロした便が出る
□力まないと便が出ない
□排便後も便が残っている感じがある
□便秘気味
□下痢気味
□おならが臭う・よく出る
□お腹が硬い・張っている
□お腹が冷たい
□便秘薬をよく使用する

0〜1個健康的な腸
2〜3個ストレス腸になりかけている
4〜7個ストレス腸
8〜10個重度のストレス腸

いかがでしたでしょうか? 該当する項目が多かった方は、腸がストレスを抱え込んでしまっている状態です。

腸にストレスが溜まると、身体面では、便秘、むくみ、冷え性、生理痛、腰痛、肩こり、ぽっこりお腹、

精神面では、無気力、鬱、不眠、情緒不安など、身体と心に発生する不定愁訴のリスクが高くなります。

 

 腸は副交感神経の時に活躍

腸の調子をコントロールしているのは「自律神経」。自立神経には、「交感神経」「副交感神経」の2つがあります。

 

交感神経:集中時に働く(やる気モード)

交感神経は、仕事やスポーツなど、やる気モードの時、または、緊急時やストレス時に働き、心身を活発にする神経です。

具体的には、激しい運動、興奮や緊張時、恐怖や危機を感じているとき、頑張って働いている時に働きます。

ストレスに反応して働くため、仕事や残業、テレビにスマホ、SNSなど、刺激の多い現代社会では常に働いている神経といえます。

副交感神経:リラックス時に働く(お休みモード)
副交感神経は、身体や心を休め回復させる、体のメンテナンスを担う神経です。

交感神経が緊急時に頑張るための神経なのに対し、副交感神経は睡眠時、休息時などリラックスしている時に働きます。

現代人はストレス過多で交感神経を発動させやすいので、副交感神経の働きが低下しやすくなっています。

[voicer icon=”https://cocokara000.com/wp-content/uploads/2017/08/woman.png” name=”Aさん”]私、寝るギリギリまで、ベットの中でスマホ触ってるんですが・・・[/voicer] [voicel icon=”https://cocokara000.com/wp-content/uploads/2017/08/kato.jpg” name=”加藤”]身体は休もうとしているのに、脳は興奮しているので、自律神経の乱れの原因ですよ[/voicel]

 

 自律神経のバランスが崩れると・・・

これらの、「交感神経」と「副交感神経」はシーソーの様な関係。どちらか一方が働いているときは、もう一方は休んでいます。

現代人はストレス過多で交感神経が働きすぎてしまい、副交感神経の動きが弱くなってしまっています。

腸は「副交感神経」が働くことによって、動いてくれるところ。この2つの神経のバランスが崩れることによって、腸の動きは悪くなります。

 

このトラブルがいわゆる「 自律神経失調症 」と言われる身体と心のトラブルなんです。

 

 腸のコリ チェック方法

現代人が抱える身体と心のトラブルはこの自律神経の乱れによるところが大きいとされています。

自律神経の乱れては、腸がストレスを抱え、血流が悪くなり、硬くなってしまい、腸本来の動きが悪くなってしまっていることから発生してしまっています。

つまり、腸がこってしまっている方は、自律神経が乱れている可能性はとても大きいのです。

さて、あなたの腸はこってはいませんか? その場ですぐできる簡単な腸のコリのチェック方法です。

[aside type=”orange”]

1  仰向けになります。

2  両膝を立てます。

3  指の3本を使ってお腹を垂直にゆっくり押していきます。
[/aside]

 

[voicel icon=”https://cocokara000.com/wp-content/uploads/2017/08/kato.jpg” name=”加藤”]押した時に、 指の第一関節以上、お腹がしずみましたか?[/voicel] [voicer icon=”https://cocokara000.com/wp-content/uploads/2017/08/woman.png” name=”Aさん”]まったく、沈まないんです・・。[/voicer]

 

第1関節以上指が沈まない、指が沈むが、違和感(痛み)がある。このどちらかだった方、あなたの腸は硬くなっている状態です。

理想の腸の状態とは!?

先程のチェックで、[keikou]押した指の第一関節以上、お腹がしずむことが理想的[/keikou]です。または、自分のほっぺたほどの弾力があるかどうかです。

赤ちゃんのお腹を押してみると、びっくりするぐらい指が入っていきます。これは、赤ちゃんの腸が凝っていない証拠です。


第1関節以上指が沈まない、もしくは、違和感(痛み)がある、このどちらかだった方、[keikou]腸が凝っている可能性[/keikou]があります。

肩と腰と同じように、お腹も凝るんです。毎日、休みなく、消化・吸収・排泄と働いてくれていますからね。ただ、腸は、肩や腰と違って凝りの自覚症状がないんです。

 

腸が凝る原因

腸が凝っている方は、腸の動き(蠕動運動)が鈍っている状態なんです。

蠕動運動が鈍る大きな原因の一つに、自律神経の乱れがあります。自律神経は交感神経(仕事モード)と副交感神経(リラックスモード)の2つがあります。

簡単に言ってしまうと、この仕事モードとリラックスモードの切り替えがうまくできていないと腸にはストレスがたまります。

朝から晩まで働いて、休む間もないという方の腸は凝っていることが多いですね。

また、食べ過ぎや飲み過ぎ、深夜の過食など、不規則な食生活が続くと腸は疲れます。

ついお腹いっぱいまで食べてしまう習慣のある方は、腹八分目を心がけるだけでも、随分と腸の状態は良くなります。

ほか、あまり知られていないのは、姿勢の歪みです。毎日、猫背になってデスクワークしていたり、スマホを覗き込んでいると、身体が丸くなることで、腸が圧迫されてしまいます。

立っている時に、腰が大きく反っている姿勢(反り腰)もまた腸が圧迫されてしまう原因になり、腸の動きが鈍くなってしまいます。

まとめ

指が沈まない、もしくは違和感痛みを感じた方は、是非、こちらの記事(お腹のセルフメンテナンス方法5選)を参考にしていただき、日頃から腸のケアに取り組んでくださいね。

日々の意識を少し変えるだけで、腸の環境は変わります。腸の環境が変わることで、身体と心はどんどん変わっていきます。

最後までお読みいただきありがとうございました。