自律神経の乱れは腸内環境の乱れ|腸セラピストがお伝えする腸と心の関係とは!?

心のお悩みについて

みなさん、こんにちは。
名古屋の腸専門サロンCocokaraの加藤仁基(ひろき)です。

自律神経の乱れは、身体と心の不調の原因。そして、自律神経の乱れは腸内環境の乱れにあるとご存知でしたか?

この記事では、自律神経と腸内環境の関係性について分かりやすくお伝えさせていただきます。

自律神経が乱れているという方は、是非、最後までお付き合いくださいね。

 

Contents

自律神経と腸内環境

そもそも自律神経とは?

自律神経とは、自分で意識してもできないことをコントロールするための神経です。

例えば、手を動かす、足を動かすということは、意識すればできますよね。でも、心臓を動かす、血を流すっていう事は意識しなくても勝手に身体がしてくれることです。

この意識しなくても勝手に動かしたりコントロールしてくれるのが自律神経です。例えば、寝てるときに意識せずに心臓が動いてくれているのも、自律神経のおかげです。

この、自立神経には、「交感神経」「副交感神経」の2つの種類があります。

 

交感神経:集中時に働く(やる気モード)

交感神経は、仕事やスポーツなど、やる気モードの時、または、緊急時やストレス時に働き、心身を活発にする神経です。

具体的には、激しい運動、興奮や緊張時、恐怖や危機を感じているとき、頑張って働いている時に働きます。

ストレスに反応して働くため、仕事や残業、テレビにスマホ、SNSなど、刺激の多い現代社会では常に働いている神経といえます。

副交感神経:リラックス時に働く(お休みモード)

副交感神経は、身体や心を休め回復させる、体のメンテナンスを担う神経です。

交感神経が緊急時に頑張るための神経なのに対し、副交感神経は睡眠時、休息時などリラックスしている時に働きます。

 

自律神経失調症とは!?

自律神経失調症という言葉を聞いたことはありませんか? この症状は文字通り、自律神経が失調していている状態、簡単に言うと、自律神経のバランスが乱れた状態にあります。

この自律神経が乱れると、身体と心に様々な不調が発生します。こうした不調を自律神経失調症といいます。

自律神経失調症の主な症状は、頭痛、不眠、めまい、耳鳴り、心身症、不安障害、気分障害、抑うつ神経症、冷え症、食欲不振、手足のしびれ、肩こり、腰痛、体の凝りなどなど、多岐にわたります。

また、自律神経失調症の症状の多くは、

なんとなくだるい」
なんとなく気分が重い」
なんとなく肩(腰)が重い」
なんとなく頭が痛い」

という「なんとなく」という症状で語られます。

[voicer icon=”https://cocokara000.com/wp-content/uploads/2017/08/woman.png” name=”Aさん”]まさに、私ですっ!! はっきりしないんですよ。ほんと、なんとなく・・なんですよね。[/voicer]

 

日常で感じやすい肉体的な不調は、倦怠感、疲労感、微熱がある、疲れやすくなる、不眠症、食欲がない、眠れない、すぐ目が覚める、起きるのがつらいなどがあります。

 

また、精神な不調としては、 不安、怖い、イライラ、すぐに落ち込む、怒りっぽくなる、集中できない、やる気が起きないなどがあります。

 

[voicer icon=”https://cocokara000.com/wp-content/uploads/2017/08/woman.png” name=”Aさん”]悲しいほど、当てはまります・・。私って自律神経失調症だったんですね。[/voicer] [voicel icon=”https://cocokara000.com/wp-content/uploads/2017/08/kato.jpg” name=”加藤”]なんとなく、という症状から、診断を受ける人が少なので、正確な数字は分かりませんが、全国には約70万人以上いると言われているそうです。潜在的にはもっと多いかもしれませんね。[/voicel]

 

自律神経と腸内環境

実は、自律神経と腸内環境には、密接な関係があります。

 

自律神経のバランスが乱れると、腸内環境も悪化しやすくなります。逆に、腸内環境が悪化すると、自律神経のバランスが乱れやすくなります。

 

腸と脳はつながっているとされ、腸は「第2の脳」と注目され、腸と脳は無関係というわけではなく自律神経を通して密接に関係していて、この関係性は「腸脳相関」と言われています。

自律神経が腸の働きをコントロールしていて、互いにうまくバランスをとりながら、腸の働きを正常に保ってくれています。

腸は、副交感神経が活発に働いてくれることで、消化活動や腸の動き(ぜん動運動)も活発になります。

しかし、ストレスや不規則な生活によって自律神経のバランスが乱れると、腸の働きも乱れ、消化活動やぜん動運動に支障が生じ、腸内環境に悪影響が及ぼされます。

 

 

セロトニンが不足すると自律神経が乱れる

腸内環境の悪化は、腸の中で作られているあるホルモンに悪影響を与えます。

このホルモンはセロトニンと呼ばれ、身体や心に大きな影響を及ぼしていることが科学的にも証明されてきております。

 

このセロトニンが不足すると私たちは不安を感じたり、精神的に不安定になりますそして、このセロトニンは、実はその9割以上が腸で作られているのです。

 

腸内環境が悪化すると、このセロトニンが不足しやすく、その結果、副交感神経の働きが鈍ります。

 

副交感神経が鈍ると、腸の働きも鈍り、消化活動やぜん動運動に支障が生じます。

 

セロトニンを増やすには、腸内環境を改善することが一番の近道です。

副交感神経が活発になればセロトニンが増え、腸内環境が改善されることで、自律神経のバランスも整っていきます。

 

まとめ

なんとなく身体や心の調子が悪い、という症状を抱えていらっしゃる方、まずは腸内環境を整えてみましょう。

腸内環境を整えることは、難しいことではありません。

薬やサプリメントに頼る前に、まずやることがあります。是非、次の記事を参考にしていただき、日頃から腸のケアに取り組んでくださいね。

[btn]お腹のセルフメンテナンス方法[/btn]

日々の意識を少し変えるだけで、腸の環境は変わります。腸の環境が変わることで、身体と心はどんどん変わっていきます。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。