鬱でお悩みの方にぜひ読んでほしい。「見ざる聞かざる言わざる」になっていませんか?

心のお悩みについて

「見ざる聞かざる言わざる」

このことわざの意味は、

「自分に都合の悪いこと、人の欠点や過ちなどは、見ない、聞かない、言わないのが良い」

という意味です。

さて、今回は、このことわざが鬱でお悩みの方とどう関係しているのか、私の意見をお伝えさせていただきます。

 

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鬱の方は、「 周りが見えていない 」

鬱でお悩み(または気がついていない)方の多くは、周りの状況を見る余裕がありません。

ちょっと離れてみればたくさんの選択肢が見えてくるのですが、自分を追い込むあまりにとても視野が狭くなってしまっています。

身体も心もボロボロのはずなのに、会社に行くことの選択肢しか見えていないんです。

離れてみれば、休職したり、退職したり、転職したり、といろんな道があるはずです。

道は必ずしも1本しかないわけではありませんからね。

立ち止まるも、引くも、逃げるもあなたは自由です。

必ずしも、前進しなくてもいいんですよ。

ちょっと、道を変えれば、

なんだこんな快適な道があるなら、

もっと早くに移れば良かった!!

ということなんてたくさんありますよ。

 

鬱の方は、「 周りの声が耳に入らない 」

鬱でお悩み(または気がついていない)方の多くは、周りの声に耳を傾ける余裕がありません。

もうそれ以上、頑張らなくてもいいんですよ。
もうそれ以上、頑張ったらもう倒れちゃいますよ。

と言っても、

いやいや、まだまだがんばれますから
いやいや、会社に迷惑がかかりますから

といって、更に自分を追い込んでしまいます。

しっかりと周りをみてみたら、あなたのことを心から心配して、声をかけてくれる人がいると思います。

しかし、そうした本当に心配してくれている人の声が耳に届かず、

届くのは、会社からのプレッシャーの声ばかり。

小さくても、少なくとも、

きっとあなたのことを本当に心配している声はきっとあるはずです。

耳を澄ませてみましょう。

 

鬱の方は、「 周りに声をあげられない 」

鬱でお悩み(または気がついていない)方の多くは、周りに自分の声を届ける余裕がありません。

辛いのであれば、つらいっ!! って、周りに伝えましょう。

弱音を吐いたっていいんです。

大切なのは、一人で抱えこまないことです。

冷静な判断ができなくなっている状況で、ひとりで抱え込んでも、その重さに耐えることはできません。

辛いときは、つらい!! といって、周りの人に聞いてもらいましょう。

周りに話せる人がいなければ、公的機関に頼ってみましょう。

辛いときの心の声は弱音ではなく、強がりです。

話を聞いてもらうだけでも、ほんとうに心は軽くなります。

大切なので、もう一度、

くれぐれも一人で抱え込まないこと。

まとめ

ことわざの本来の意味とは違いますが、以上が、鬱でお悩みの方の傾向となります。

これまでのカウンセリングの経験や私の過去の鬱で悩んだときの実体験をもとに書いてみました。

いまは、コロナの影響もあり、先が見えない、とても不安な時代にいます。

そんななかで、1人で生き抜くのは、ほんとうに大変です。

人は1人では生きることができません。

ほんとうに辛いのであれば、1人で頑張らず、

ぜひ、周りを見ましょう、周りの声を聞きましょう、周りに声をあげましょう。

いつか浮上していくときがきっとやってきます。

焦らず、諦めず。