お腹が冷たい! 健康の天敵「内臓の冷え!」 腸セラピストが教える対策法

暑くなってきたのに、お腹に触れた瞬間、「あれ?お腹が冷たい…」と思ったことはありませんか?
冬は手も身体の表面も全体的に冷たいので気づきにくいですが、春から夏にかけて気温が上昇していくこの時期でも、お腹が冷えている方は多いのではないでしょうか?
常にお腹が冷えているという方は、身体の内側・・・ズバリ内臓が冷えてしまっています!!
身体の内側から冷えてしまう内臓の冷えは、手足が冷える末端の冷え性よりも、更に心配。
なぜなら、女性にとって、内臓の冷えは、美容と健康に大きなトラブルをもたらします。
ここでは、内臓の冷えが体に及ぼす悪影響と原因と対策をお伝えします。
内臓が冷えると発生する10のトラブル
①肩こりがつらい
②腰痛がつらい
③手足がむくみやすい
④眠りが浅い
⑤肌トラブル(肌荒れ・シミ・くすみ・そばかすなど)が多い
⑥便秘(下痢)になりやすい
⑦痩せにくい
⑧疲れやすい
⑨風邪をひきやすい
⑩気分が安定しない
どれだけ当てはまりましたか? 女性の方に多いトラブルではないでしょうか?
内臓が冷えるとこのようなトラブルが発生する確率が格段に高くなります。
では、なぜ、内臓は冷えてしまうのでしょうか?
内臓の冷えの3つの原因
運動不足による筋肉量不足
日本人の4人に3人は運動不足と言われています。運動をしない生活が続くと、当然筋力は衰えていきます。
それどころか、20代をピークに人間は、1年間で、加齢と共に、0.5%の筋肉量が少なくなっていくとされています。
筋肉は、血液を送るポンプの役割を果たしてくれます。その筋肉量が少なくなってしまうと、全身に血液を巡らせにくくなります。
男性に比べ、女性に冷えの悩みが多い理由は、この筋肉量の違いにあると言えます。
自律神経の乱れ
現代人の生活はストレスが溜まりやすく、どうしても自律神経が乱れがちになってしまいます。
自律神経には、交感神経と副交感神経の2つがあり、交感神経は集中(仕事)モード、副交感神経はリラックスモードです。
日頃から、仕事に追われてストレスを溜め込み続け、ストレス発散をしない日が続くと、交感神経が優位となり、副交感神経が働くなってしまいます。
自律神経は血管の拡張や収縮など、血液の流れを調節しているので、自律神経のバランスが崩れることによって、血液の流れも滞ることになり、冷えにつながってしまいます。
身体を冷やす食べ物・飲み物
日頃から、身体を冷やす食べ物や飲み物ばかりを摂っていると、内臓は冷えてしまいます。
冷たく冷えたジュースやビールなどはお腹を冷やします。健康に良いイメージがある、野菜や果物の中にも、身体を冷やしやすい食べ物もあります。
体を温める野菜の特徴
・冬が旬の野菜
・地面の「下」にできる野菜
・黒、オレンジ色の野菜
体を冷やす野菜の特徴
・夏が旬の野菜
・地面の「上」にできる野菜
・白、青、緑色の野菜
また、食べ物や飲み物だけでなく、白砂糖や化学調味料もまた身体を冷やす原因です。
日頃から、甘いものが大好きで、よくコンビニを利用するという方は、自然と身体を冷やす生活を過ごしてしまっています。
まとめ
腸セラピストとして、これまで大勢の方のお腹に触れてきましたが、身体や心のトラブルを訴える方の多くは、内臓が冷えてしまっている傾向がみられます。
お腹を外から温めることも大切ですが、冷えない内臓作りをすることで、日頃から温かいお腹になります。
冷えない内臓作りのためには、日頃からの生活習慣がとても大切!!
お腹が冷えが気になる方は、是非、下記記事を参考にして、日頃から、自分のお腹を大切にしてくださいね。