下痢や便秘を繰り返す「過敏性腸症候群」とは 原因と対策

みなさん、こんにちは。
名古屋の腸セラピー専門サロンCocokaraの加藤仁基(ひろき)です。
腸が専門の当サロンには、お腹の不調でお悩みのお客様が大勢ご来店されます。
便秘やガス、お腹の張りなど、そのお悩みはさまざまですが、最近、増えている症状の1つとして、「 過敏性腸症候群 」があります。
過敏性腸症候群とは、腹痛や腹部の不快感、下痢や便秘などをくり返す症状です。
重大な病ではありませんので、放置する方が多く、日本では10人に1人は、過敏性腸症候群 であるとされています。
日本だけではなく、アメリカやイギリスなど、ストレスの多い先進国に蔓延しているところから、一種の文明病とされています。
放置してしまうと、腸内環境のさらなる悪化が心配されます。
この記事では、過敏性腸症候群の原因と対策についてお伝えさせていただきます。
過敏性腸症候群とは!?
過敏性腸症候群は、主として大腸の運動および分泌機能の障害で起きる病気で、慢性的な腹痛や腹部不快感のほかに便秘や下痢、ガス過多などを伴う疾患です。
検査を受けても、炎症や潰瘍という器質的疾患は見当たりませんので、病院では、「 ストレスですね 」と診断されることが一般的です。
原因は!?
前述したようにストレスが主な原因です。脳と腸はつながっているため、脳がストレスだと感じると、自律神経のバランスが崩れることで、腸内環境は悪化します。
仕事におけるプレッシャーや人間関係だけでなく、朝食後、出勤の時間に追われ、ゆっくり排便する余裕がなく、便意を催しても排便や放尿ができない満員電車に乗らなければならないというのもストレスです。
人間にとって、環境が変わることは大きなストレスになるので、4〜5月といった環境の変化が変わりやすい時期に発生しやすい症状です。
なりやすいタイプ
20代から40代くらいの方に多く発症しやすいとされています。
男性は「下痢」、女性は「便秘」になりやすい傾向があります。性格としては、真面目で責任感が強く、神経質な人な方に多いようです。
ほうっておくと
下痢や便秘が続くと、生活に支障が出ることや、いつお腹の調子が悪くなるかわからないことが原因で、さらにストレスが増えるという悪循環に陥ってしまいます。
また、特に心配なのは、対策として、便秘薬や下痢止めを常用してしまっている方は、どんどん腸内環境が悪化してしまい、腫瘍などのトラブルの原因にもなりかねません。
対策は!?
ストレスを減らすことが先決です。あまりにも辛い時は、薬に頼るのも手段の一つですが、日頃の睡眠・食事・運動のバランスを見直してみましょう。
ストレスを溜め込みやすい方は、腸内環境のケアについてこちらの記事を参考にしてくださいね。
まとめ
ストレスの多い現代社会では、過敏性腸症候群は珍しい症状ではありません。また自覚していないだけで、過敏性腸症候群という方は多いのではないのでしょうか?
当サロンにも過敏性腸症候群を治したいという方は、これまでにも大勢ご来店されてきましたが、腸に触れさせていただくと、相当ストレスを溜め込んだ腸をされてらっしゃいます。
当サロンでは、腸のマッサージだけでなく、日頃の生活習慣や運動習慣などのアドバイスも行っておりますので、過敏性腸症候群にお悩みの方はお気軽にご相談ください。