ジブンがウツになりまして

みなさん、こんにちは。
腸を優しくほぐして身体と心のバランスを整える
名古屋の腸セラピー(チネイザン)専門サロンCocokaraの加藤仁基(ひろき)です。
腸が専門の当サロンには、便秘、お腹の張り、ガスが溜まる、などお腹のトラブルでお悩みのお客様が大勢ご来店されますが、
鬱、ストレス、不眠、自分が嫌い、といったメンタル的なお悩みからご来店される方も多いです。
それだけ腸とメンタルが大きく関わっているということが、注目されてきている証拠なんだな、と実感しております。
さて、実は、私も過去、鬱で悩んだ経験があります。
私の経験がどれだけお役に立てるか分かりませんが、鬱でお悩みお方が、この記事で少しでも楽になっていただけたら幸いです。
⚠ こんな方はぜひお読みください ⚠
- 鬱で悩んでいる方
- 鬱と診断されどうしたらよいか分からない方
- 鬱っぽいかも、と思いながら、生活されている方
Contents
鬱になる
私が30歳の頃のお話です。
毎朝、なかなか目が覚めることができず、食欲がなく、だるく、微熱が続くので、風邪だろうと思って内科へ。
問診の後、お医者さんは、アンケートを私に渡しました。
その、アンケートには、
□ テレビが面白いと感じられない
□ 休みの日でも仕事のことを考えている
□ 寝ても、疲れが取れない
といった質問がずらりと並んでおりました。
風邪でこんなことまで訊いてくるのかな??
と不思議に思いながらもそのアンケートに回答をした後、血液検査を行うことに・・。
そして、しばらくやりとりをしたあと、お医者さん、一言・・
はじめての心療内科
そして、数日後、人生初の心療内科へ。
実をいうと、当時、心療内科医に通うことは、なぜか、恥ずかしいことだと思っていました。
待合室には、なんだか疲れた人たちばかり。※当たり前ですよね。
長い間、待たされて、たった少しの間だけカウンセリング。
「 加藤さん、早く気が付いて良かったですね。しっかり「 鬱 」です。
これから、このお薬飲んで下さいね。 」
と沢山の抗鬱剤を貰う。
鬱に、しっかりもぼんやりもあるのかとは思ったけれど、30歳にして鬱と診断。
30にして立つ、と言いますが、私は、30にして鬱というステージに立ちました。
鬱の頃の自分
鬱だったころの自分を振り返ってみると、仕事が忙しく、毎月300時間以上勤務しており、休みの日も自宅で朝から晩まで仕事仕事。
休みの日まで、仕事のことばかり考えて、気持ちはいつもハラハラ・ソワソワ。
仕事が忙しいことを理由に、運動もせず、食事も適当。
身体が痛みを訴えたら、痛み止めでごまかし、疲れていたら栄養ドリンクでごまかし、身体をないがしろにし、身体の声を無視した毎日。
自分の身体をまるで物のように扱っておりました。
そして、毎日、重い体と心を背負いながら、車で通勤していた私は、このまま事故したら会社に行かなくて済むんだ・・・。
と、毎日、中央分離帯に熱い視線を送りながら通勤しておりました。
ただ、この頃はまだ、自分が鬱だということに気づいていませんでした。
そんな私を見て周りの友人は、
「 加藤おまえなんか様子がおかしいけど、大丈夫か? 」
「 無理しすぎだよ、ちょっとは休んだら!? 」
「 顔色悪いぞ・・ 」
と心配してくれていたんですが、
当の本人は「 大丈夫、大丈夫!! 」と笑顔で返しながらも、内心は、(こんなに忙しくて休んでる暇なんてない!)と考えておりました。
鬱って、本人は自覚がないんですよね。
鬱というのは、自分でも気がつかないうちに、正常な判断をすることが難しくなってしまいます。
抗鬱剤の副作用
そんな訳で、心療内科から、抗鬱剤を処方され風邪薬を飲むような感覚で服用してみると・・・・
数十分後・・・・
カラダの芯からこみあげてくる激しい焦燥感と虚無感・・・・
奥歯ガタガタと震え発生。
冷や汗も発生。
その後、何時間か、ガタガタしてました・・・。
あとから振り返ると、これはどうやら抗鬱剤の副作用だったようです。
ガタガタが止まった後、処方された、薬を全てゴミ箱へダンクシュート!!
いつもだったら、生真面目な私は言われた通りの用法で、服用していたと思うのですが、この時ばかりは、このまま、この薬を飲み続けたら、ダメになる!!
と、カラダから激しいアラーム音が鳴り響いておりました。
この判断を当時していなかったらと思うと・・・
当時、薬局に勤務していたのですが、改めて、薬の持つ副作用の恐ろしさを身をもって体験しました。
現実から「逃げる」
鬱と診断され、抗鬱剤も効果なく、私がとった選択は 「 逃げる 」 でした。
鬱の原因が、会社にあると判断した私はまずは、現状から逃げることにしました。
職場に鬱と伝えるも、まともに取りあって貰えなかったので、半ば強引に退職。
残り少ないエネルギーをまず 「逃げる」 ことに費やしました。
自分で言うのもなんですが、責任感が強いと思っております。
そんな自分にとって、「 逃げる 」という選択肢は相当のプレッシャー。
退職しようと思って浮かんできたのは、
・職場の人に迷惑がかかる・・・・
・残っているあの仕事を誰に頼もう・・・
・慕ってくれているお客様に申し訳ない・・・
・このまま、社会に復帰できなくなってしまうのかな・・・
とそんなことばかり。
でも、大丈夫。
・人に迷惑をかけずに生きる人なんていません。 ・あなたが辞めても会社はまわります。 ・お客さんよりも自分を大切にしましょう。 ・逃げは、負けではありません。 ・陰口、悪口を言う人は暇なんです。放っておきましょう。 私は、生きるために逃げました。 鬱を経験した私としては、 立ち向かうだけのエネルギーがないと思ったら、一旦、逃げて、エネルギーが充電されたらまた立ち向かえば良い!! と思っております。 これ、本当に大切です。 本当に駄目だと思ったら、全力で逃げましょう。 不思議だと思いませんか? 動物は自分に危険を感じたら、本能的にまず逃げますよね? 人間だって動物です。 危険を感じたら逃げちゃえばいいんです。 当時、鬱になった原因は、会社からのストレスに間違いない!! と思い込んでおりましたが、時間が経過し、当時を振り返ることができるようになると、鬱なりやすい資質をもともと自分は持っていたんだ、と気づきました。 当サロンにも、心の不調のお悩みでお越しくださるお客様からも似たような資質を見ることができます。 その資質はコチラ ・勤勉な人 いかがでしょうか? いわゆる、「 いい人 」なんですね。 ここまでは、鬱になりやすい人の傾向としてご存知の方も多いかと思いますが、さらに、私が思う、こんな人は鬱になりやすい、と思う資質がコチラ「 向上心の高い人 」です。 向上心を持つことは、素晴らしいことだとは思うんですが、その付き合い方に気をつけないと自分自身を傷つける諸刃の剣に・・・ 向上心の高い方は、常にワンランク上のジブンをイメージして、努力しています。 ただ、気をつけないと、カラダやこころが悲鳴を挙げるまで、疲れていても、痛んでいても、なかなか休もうとしないんです。 立ち止まったらダメ!!と思い込んで、立ち止まったジブンを責めます。 鬱になった時の私がまさにそうでした。 「◯◯ねばならない」「◯◯であるべきだ」という、呪文を自分に唱え続けながら、「 もっと、もっと!! 」信仰に取り憑かれます。 そして、反面で理想と現実のギャップにジブンを置き続け・・・ そして、いい人がこのギャップに悩み始めると・・・ その不満・イライラなどのエネルギーは自分自身に向かいます。 「 もっと!!もっと!! 」 に取り憑かれ、 負のエネルギーが自分自身に向かうと・・・ どうなるか・・・・ カラダが原因不明の不調を訴え出します。 この負のエネルギーは、「怒り」のエネルギーなんです。 高い向上心を持ちながら、 理想と現実のギャップに悩むと、私はもっとできるはずなのに何故!? という「怒り」が湧いてきます。 この怒りが、周囲に少しでも向けば、まだ少しは楽になるのかもしれませんが、鬱の資質を持つ人は、いわゆる 「 いい人 」が多いので、その怒りは周囲ではなく、 自分自身に向かいます。 「 あなたのせいなんだからねっ!! 」 なんてセリフ、鬱の資質を持つ人はあまり出てきませんよね・・・。 そして、自分に向けられた「怒り」は、気づかないうちにどんどん自分の身体に蓄積されていくのです。 この向上心が引き金となって 発生する「 鬱 」の状態は、頭は 「 もっと、もっと!! 」 と常に上を目指しているのに、体は 「 もう、無理です・・・ 」 と休みたがってるんです。 アクセルとブレーキを同時に踏んでいる状態 オーバーヒートして、 煙が出てきそうな感じがしませんか? いま、「 私、鬱かも・・ 」という方は少しでもよいので、身体が喜ぶことをしてあげましょう。 まずは、身体を「 大切にする 」ことです。 身体を大切にすると言っても、身体や心の不調を安易に薬で改善しようと思わないことです。 薬を否定するつもりはありませんが、軽度の鬱と言われるような症状であれば、日頃の生活習慣を見直すことで、改善することは可能だと思います。 むしろ、安易に薬に頼ってしまったことから、薬との依存関係が発生してしまい、回復が遅れるケースは少なくありません。 身体の調子が悪くなったら、 心の調子が悪くなったら、 また、もし鬱だということを恥ずかしがっているようでしたら、鬱だと宣言してみるのも一つの逃げです。(くどいようですが、逃げることは悪いことではありません) 鬱で悩んでいる人ほど、自分だけで解決しようとしてしまう傾向があると思います。 専門家の方だけでなく、家族や友人など話を聞いてもらうだけで、驚くほど楽になったりします。 大切なのは、一人で抱え込まないことです。 鬱の時の自分は、睡眠時間は不規則で、栄養バランスは偏っており、運動もまったくしておりませんでした。 鬱の症状を改善するために「睡眠」「食事」「運動」の状態を少しでも向上させようとしました。 睡眠では、なるべく早くベットに入り、なるべく早くに起きることを心がけました。 食事では、甘いものやカフェイン、お酒を控え、野菜を取ることを心がけ、運動では、毎日1時間ほど散歩をしたり、自宅ではストレッチをするようにしました。 特別なことは何もしておりません。 びっくりするほど、普通なことです。しかしながら、この普通なことを、鬱の時は疎かににしておりました。先程もお伝えしたように、自分の身体を物のように扱っておりました。 自分の身体と向き合い、自分の身体に負担になるだろうことは避け、自分の身体が喜ぶことを生活に取り入れました。 その結果、少しずつ身体が健康になっていくことを実感しました。 身体が健康になっていくと自然と心もまた健康になっていきました。 心の不調は、身体の不調を無視して改善することは、とても難しいことです。 なぜなら、身体と心は一緒だからです。 心の不調を訴える方は、意識が心ばかりにいっており、身体に向けられていない傾向にあります。 私、鬱かもと思っている方、「睡眠」「食事」「運動」この3つを振り返り、まずはできることから始めてみてください。 迷惑をかけても、陰口言われても、恥ずかしくても、なんでもいいから、本当に辛かったら、ひとまず逃げちゃいましょう。 大切なのは、生き抜くことです。 鬱の時はこれっぽっちも思わないかもしれませんが、将来、あの時、鬱を経験したから今の自分があるんだよな〜と思える時がきます。 長い人生ですから、少しぐらい休んだって、大丈夫です。なんとかなります。 ちょっとした休憩だと思ってみませんか? 以上、私の過去の鬱の経験をもとにして書きました。長文にお付き合いいただき、ありがとうございました。 こうした体験をもって、私はいま鬱でお悩みの方を心からサポートさせていただいております。 いろんなご意見があるかとは思いますが、必要とされている方に届くことを願います。
(※回らないようだったらそれは会社ではない)
(※ずっと勝ち続けられる人はいません)現実に立ち向かえ!?
よくキャッチコピーのように「現実に立ち向かえ」と言われますが、長い人生、そうそう立ち向かってばかりいられません。鬱になりやすい性格
鬱になり、会社から「逃げる」を選択をした私。
・几帳面な人
・真面目な人
・責任感が強い人
・温厚な人
・気配りができる人
・頑張り屋さんな人
・断れない人
自分で自分を追い込む
・もっと、できるはずだ!!
・もっと、◯◯なくてはならない!!
・もっと、◯◯して成果をだすべきだ!!アクセルとブレーキ は
同時に踏まないこと鬱かなと思ったら・・
心の調子も悪くなります。
身体の調子も悪くなります。
周りの人を頼りましょう!!「睡眠」「食事」「運動」
まとめ
鬱のあなたへ。