こんにちは。腸セラピーサロンCocokaraの加藤です。
腸セラピーサロンを12年間営んでいる私ですが、便秘のお悩みを聞くたびに多くのお客様からこんな言葉をいただきます:
「毎日ヨーグルトを食べてるのに、便秘が全然良くならないんです…。」
ヨーグルトは健康に良い食品として知られていますが、実は 「全員に効果があるわけではない」 ということをご存じでしょうか?
中には、「便秘歴30年、そしてヨーグルト歴も30年…」という方も。
こうしたケースでは、ヨーグルトがむしろ便秘を悪化させている可能性もあります。
そこで今日は、ヨーグルトが便秘に合わない5つの理由と、それぞれの改善方法を詳しくお伝えします!
Contents
1. 冷たいものが苦手な体質の方
「冬場になるとお腹が張りやすくなる…という方、いらっしゃいませんか?」
東洋医学では、冷たい食べ物が腸の働きを弱めると考えられています。
ヨーグルトは冷蔵庫から出してそのまま食べることが多く、体を冷やしやすい性質があります。
特に冷え性の方や、手足が冷たくなりやすい方は、腸が冷えて動きが鈍くなり、便秘が悪化してしまうことがあります。
また、冬場や冷房の効いた部屋ではさらに体温が下がるため、腸への負担が大きくなります。
対策:
- ヨーグルトを常温に戻してから食べる
- 温かいハーブティーやスープと一緒に摂る
- 冷え性改善のために、ショウガやシナモンを取り入れる
2. 乳糖不耐症の方
「お腹がゴロゴロ鳴るのは腸が動いている証拠!」と思い込んでいませんか?
乳糖不耐症とは、乳製品に含まれる「乳糖」を分解する酵素が不足している状態を指します。
日本人の多くがこの乳糖不耐症に該当しており、ヨーグルトを食べるとお腹がゴロゴロしたり、ガスが溜まるといった症状が出る方も少なくありません。
乳糖が分解されずに腸に溜まると、腸内で発酵し、便秘を悪化させる場合があります。
対策:
- ギリシャヨーグルトや豆乳ヨーグルトなど、乳糖が少ない種類を選ぶ
- 植物性乳酸菌が含まれる食品(味噌、ぬか漬けなど)を試してみる
3. 湿(しつ)の影響を受けやすい方
「朝、なんとなく体が重い…。むくみが取れない…。」と感じていませんか?
東洋医学では、「湿(しつ)」という体内の余分な水分や老廃物の滞りが腸の働きを妨げると考えます。
湿がたまりやすい方は腸が冷えやすく、善玉菌が働きにくい環境になりがちです。
特徴として、以下のような症状が見られることがあります:
- むくみやすい
- 体が重だるく感じる
- お腹が冷えている
湿が多い方がヨーグルトを食べると、かえって腸の動きを弱めることがあります。
対策:
- 温かい食べ物や飲み物を積極的に摂る
- ヨーグルトは常温に戻してから食べる
- 生姜やシナモンなど、体を温める食材を取り入れる
4. 動物性乳酸菌が合わない方
味噌汁や漬物が好きな方は、ヨーグルトよりも、そちらに変えてみては!?
ヨーグルトに含まれる乳酸菌の多くは動物性乳酸菌ですが、これが腸内に定着しにくい体質の方もいます。
また、腸の動きが鈍い場合や食生活が乱れている場合、動物性乳酸菌が十分に効果を発揮できないことがあります。
植物性乳酸菌が豊富な食品(味噌やぬか漬け)は、腸に優しく、体質に合う可能性があります。
対策:
- 動物性乳酸菌だけに頼らず、植物性乳酸菌も取り入れる
- 発酵食品を日常的に摂る
5. ストレスが多い方
仕事で疲れて帰ると、お腹の調子もイマイチ…なんてことありませんか?
腸は「第二の脳」と呼ばれるほど、ストレスに敏感な臓器です。
ストレスが多いと自律神経が乱れ、腸の動きが鈍くなり、便秘を引き起こすことがあります。
特にストレスで肩や首が凝っている方は、腸も緊張しやすく、いくらヨーグルトを食べても効果が出にくくなることがあるのです。
対策:
- 腹式呼吸やストレッチを取り入れてリラックスする
- 腸セラピーでお腹の緊張をほぐし、心と体を整える
まとめ:ヨーグルトは「万能」ではない
ヨーグルトが健康に良いのは間違いありませんが、全員に合うわけではありません。
もしヨーグルトを続けても便秘が改善しない場合、今日お伝えした5つのポイントを振り返り、自分の体質や生活習慣に合った便秘対策を探してみてください。
腸の健康には、一人ひとりに合ったアプローチが必要です。
そのために、当サロンでは腸セラピーを通じて、根本的な改善をサポートしています。
「ヨーグルトをやめたら便秘が良くなった!」というお声もいただく当サロン。
ぜひ一度、自分の腸と向き合う時間をつくってみませんか?