便秘でお悩みの方必見! 便秘の原因と対策

当サロンには、便秘にお悩みの女性が大勢ご来店されます。
この記事は、「 長年便秘で悩んでいて、便秘薬に頼り続けている 」という方に向けての便秘対策記事 です。
便秘をなんとかしたい!! という方は最後までお付き合いくださいね。
さて、私は腸セラピストとして、これまで何百人と便秘でお悩みの女性をサポートしてまいりました。
週に2〜3日しかお通じがないんです・・・
Aさん
毎日、納豆やヨーグルトを食べているんですが、全然駄目です・・
Bさん
便秘が続くと、お腹が痛いし、スカートは履きにくいし、体重は落ちないし・・
Cさん
たかが便秘でしょ、、といって、主人は便秘の辛さを全然理解してくれないんですよね・・・
Dさん
できたら頼りたくない、、分かってはいるんですが、便秘薬がないともう出ないんです・・
Eさん
こうした、女性の悲痛な叫びをたくさん聞いてまいりました。
便秘って本当に辛いですよね。
男性の方はたかが便秘ぐらいと思われるかもしれませんが、女性にとって、便秘は、お腹が張るし、ガスは溜まるし、食欲は出ないし、肌は荒れるし、化粧のりはよくないし、お腹は冷えるし、お腹は痛くなるし、便秘薬代もバカにならないし、、、
加藤
加藤さん、男性なのによく分かってらっしゃる・・Aさん
これまで、何百人と女性の便秘の叫びを聞き、サポートしてきましたからね。
加藤
何百人!? じゃあ、加藤さんの手にかかれば便秘もすぐに解消ですか!?
Aさん
すぐに治ります!! と言いたいところですが、便秘ってそんなに甘くないんです
加藤
先日も、ご来店された方から、こんなご感想をちょうだいしました。
「 加藤先生、この間お伺いさせていただいた翌日びっくりするぐらいお通じがありました!! たった1回で便秘が治っちゃうなんて、先生すごいですね!! 」
悩んでいたお通じがあって本人が満足したから治ったんじゃないですか??
Aさん
お通じがあったのは、本当に嬉しいことなんですが、本当の治るってなんなんでしょうね。
加藤
施術をしていると、ときどき1回の施術で、症状が改善されるケースもあります。
しばらくしたら、またきっと便秘という症状が出てくると思います。
治るとは、一時的に症状が収まることではなく、その症状が出にくい身体を作ること、仮にまた出たとしても、大切のは、すぐに収まる自然治癒力を高めていくこと、
私は考えています。
便秘であれば、施術の翌日、お通じがあったから、治った!! という訳ではなく、便秘薬に頼らずとも、適切なペースでお通じがくる状態が治った、と考えます。
便秘が完全に「治る」まで時間がかかりますが、身体と向き合い正しいケアをしていくことで、着実に改善されていきます!!加藤
生活習慣の見直し
Sさんは、約6ヶ月間、当サロンに通いながら、定期的に腸セラピーを受けられ、また、生活習慣の見直しをしました。
まさか、とは思いますが、便秘にお悩みの方は、知らず知らずのうちに便秘になる努力をされている方が多いんです。
便秘で悩んでいる人が便秘になる努力なんてするとは思えませんが・・
Aさん
そう思われるかもしれませんが、例えば、早食いでご飯を食べる人。あれも、便秘になる努力ですよ。
加藤
確かに、あまりゆっくり噛んで食べる習慣はないです・・。
Aさん
本当に、便秘を解消したいのであれば、日頃の生活習慣を見直すことは必須です。
先ほどのSさんが、20年飲まれてきたという便秘薬の添付文書にも、ご丁寧につぎのように書かれています。
<まずは生活習慣の見直しからはじめましょう>
(1)規則正しい排便習慣
(2)食生活の改善
(3)適度な運動
便秘薬の添付文書にもかかわらず、便秘を解消したいのなら、このように丁寧に説明してくれています。
便秘歴20年のSさんが、された行動というのは、この生活習慣の見直しを行い、便秘になる努力を止め、毎日すっきりするための習慣を始めたからです。
でも、いったい、何から始めてみたらいいのか・・・
Aさん
確かに、そうですよね。私は、便秘でお悩みの方に、必ず聞く質問として「お水飲んでます?」があります。
加藤
便秘解消には、水分補給!!
これまで、何百人と便秘に悩む女性を診てまいりましたが、便秘にお悩みの方はほとんど水分不足です。
便秘解消のために、1日に摂取すべき水分量と飲むタイミングについて、ご説明させていただきますね。
1日で、身体から排出される水分は約2.5リットルの水分が排出されています。(※個人差はあります。)
内訳はこんな感じです。
「尿」・・・・・・・・・約1.5L
「便に含まれる水分」・・約0.1L
「汗や呼吸」・・・・・・約0.9L
これだけの水分が身体から出ていっているのに、日頃から、水分をとらないと身体や腸は脱水状態に陥ります。
水分が少ない腸は硬くなってしまう傾向にあります。
ただ、飲めばいいというわけでもなく、量とタイミングが大切です。
体内バランスを正常な状態に保つためには、理想の水分摂取量は、約1〜1.5リットル。
水分が不足すると、腸は乾いてカチコチに固まってしまいます。日頃からこまめに水分補給をする習慣をつけましょう。
また、ただ飲めばいいという訳ではありません!! 必要なのは飲むタイミング!!
水分補給のオススメのタイミング
「 起床時 」
「 入浴前 」
「 入浴後 」
「 就寝前 」
一方で、実は控えたほうが良いタイミングというのもあるんです。
控えたほうがよいタイミング
「 食前 」
「 食中 」
「 食後 」
ダメ、という訳ではありませんが、控えたほうがよいタイミングです。
食事中に、水分を摂ってしまうと、胃酸が薄まってしまうことで、消化不良の原因になってしまうんです。
ここで、大切なのは、水分補給は、理想はお水。ジュースはアルコールは水分には該当しません。
お茶や紅茶もカフェインが入っているものは利尿作用があり、かえって身体から水分が出てしまうことも・・。
ヨーグルトは便秘に本当に効くの?
さて、食生活の改善といえば、長年便秘に悩まれている方のほとんどが(ほぼ100%といっても過言ではない)試されているのが、ヨーグルト!!
便秘対策のために、何をされてきましたか?
と質問すると、
必ず、といっていいほど、ほとんどの方が、ヨーグルトと答えられます。
先程、ご紹介したSさんも、便秘歴20年にして、ヨーグルト歴20年。
20年便秘に悩み続けているSさんが、その対策として食べてきたヨーグルト、、、
言うまでもなく、ある疑問が湧いてきますよね・・
ヨーグルトって、本当に便秘に効くの??
私も、便秘といえば、ヨーグルトと思い、ずっと食べ続けています。
Aさん
もちろん、ヨーグルトは栄養価も高く、便秘解消といった目的以外にも、さまざまな効果が期待できますが、大切なのは、体質にあっているかどうかです。
加藤
さて、ここからは、腸セラピストのいち意見としてお聞きください。
結論から、いいますね。
それは、人によりけり。
なんだ期待させておいて、、、と思われた方、先にあやまります。
でも、本当にそうなんですよね。
東洋医学的にみると、そもそも、ヨーグルトは、体を冷やして体内を潤す食品です。
日頃から、身体が冷えやすいといった冷えのお悩みを持つ方は、ヨーグルトのように身体を冷やす食品ではなく、身体を温める食品のほうが、便秘には効果が期待できます。
温める食品というと、くるみ・羊肉・鹿肉・鶏肉・エビなどがあげられます。
逆を言うと、身体が冷えやすい方が、朝からヨーグルトを食べるとどうなるか・・・
朝は身体が冷えているので、そこに冷蔵庫で冷やしたヨーグルトを胃袋の中に投入!!
当然、身体は更に冷え、血の巡りは悪くなり、腸の動きは弱くなり、かえって便秘が悪化、、という事態も発生します。
私、便秘改善のためにもう何年も朝はヨーグルトにバナナやキウイフルーツを入れて食べてます・・。
Aさん
それで、お通じがよくなっていればOKですが、変わっていないのだとしたら・・
加藤
当サロンに通われているお客様のなかにも、ヨーグルトを止めて、納豆に変えたらお通じが良くなった、という報告も多数ちょうだいしております。(※納豆以外だと、キムチなど)
便秘に悩んでいてヨーグルトを食べ続けており、更に冷え性・・という方は、一度、ヨーグルトとのお付き合いを考え直してみてはいかがでしょうか?
誤解がないように、お伝えしておきますが、ヨーグルトという食品自体を否定、批判するつもりはまったくありません。
大切なのは、自分の体質にあうかどうかです。
筋力の低下は便秘の原因
さて、話を戻して、食生活の次は、運動習慣です。
これまで便秘にお悩みの方をサポートしてきて、痛切に感じるのは、便秘にお悩みの方は、運動不足の方が圧倒的に多いです。
イラストにあるように、散歩することにより、腸が刺激されることによって、固まっていた腸は動き始めます。
実際、お客様の中にも、散歩を始めたら便秘が解消されたというケースはたくさんあります。
ただ、ここに書かれている腹筋については注意が必要です。
なぜなら、世間一般の腹筋運動は実はあまり便秘解消には期待ができません。
では、どんな腹筋をしたらよいのか・・・・
便秘に関する腹筋は◯◯筋
便秘対策にと、腹筋運動をされている女性は多いようです。腹筋運動というと、一般的には仰向けになって、上体を起こすこの運動をイメージされると思います。
実は、この運動、便秘には効果があまり期待できません・・。
もう一つ、言うと、お腹を凹ます効果さえもあまり期待できません・・。
むしろ、首や肩がこりやすくなり、腰を痛めてしまうケースが多いんです。効果が出にくいばかりか、身体に負担がかかってしまう運動なんです。
ショック過ぎて言葉が出ないんですけど・・・
Aさん
全く効果がないというわけではないですよ。でも、効果を出すには、この腹筋とはまた別な腹筋を鍛えることをオススメします!!
加藤
その筋肉とは、腹横筋です。
聞いたことがないかもしれませんが、この腹横筋という筋肉もまた腹筋の一種なんです。インナーマッスルや体幹を言われている部分ですね。
このイラストだと、ちょっと、分かりづらいかもしれませんが、この腹横筋は、お腹を一周取り囲むようについています。腹巻きのように付いているとイメージしていただくと分かりやすいと思います。
ぐるっとお腹を取り囲むようにしてついているこの筋肉は、お腹に圧をかける役割を果たします。
つまり、トイレでふんばるときに、この筋肉を使っているということですか?
Aさん
大正解っ!! つまり、この筋肉が弱いとお腹に圧がかけられないので、どうしてもお通じが出にくくなってしまうんです
加藤
しかも、お腹を取り囲むようにして、ついているということは、ここを鍛えれば、お腹が凹むということっ!!
Aさん
ずばり、そのとおり!! 昔、流行ったお腹が凹むと話題になった、ロングブレスダイエットは、ここの筋肉を鍛える運動だったんですよ
加藤
便秘と骨盤の関係
さて、実は大切なのは、運動習慣だけではなく、骨盤の状態も便秘と大きく関係しております。
次のイラストを左右よく見比べてみてください。左と右のイラストで違いがあるのが分かりますか?
正解は、次のイラストを見てください。左のイラストに比べると、右のイラストは、①の「骨盤」が前に傾いていることに気がつきましたか?
このように、骨盤が前に傾いて歪んでしまっている状態を、専門用語で骨盤が前傾(ぜんけい)すると言います。一般的に「反り腰」と呼ばれる状態ですね。
反り腰になってしまうことで、②のように腸が前にせり出てきてしまいます。
骨盤から腸が前に溢れ出ちゃう感じなんですね。
Aさん
そうなんです。実は、このように腸が前にせり出てしまうことが、便秘を引き起こしていることも・・。
加藤
右のようにせり出てしまった腸は、腸が下で詰まってしまっている状態です。腸を長いホースだとイメージしてみてください。
ホースが潰れてしまうと、水が出にくいですよね。
便秘もこの水が出にくい状態と一緒です。腸が圧迫されて、潰れてしまうことで、便が出にくい状態となってしまい、これが便秘の原因となってしまいます。
このように腸が前にせり出してしまい、下に落ちて詰まった状態が続くと、ぽっこりお腹や便秘だけではありません。
腸が活動しにくい状態にあるので、お腹が張る、ガスが溜まる、むくむ、といったトラブルの元になります。
便秘を改善したいのなら、骨盤の歪みも改善したほうがよいということですか?
Aさん
おっしゃる通りです!
加藤
まとめ
このように、便秘の原因は食事や運動、骨盤の歪みや筋力不足など、数多くあります。
こうした、原因を探り、一つ一つ向き合い解消していけば、便秘は着実に解消されていきます。
いつまでも、便秘薬に頼り続けたくない!! という方は、一度、当サロンで施術を受けてみませんか?
当サロンでは、腸をマッサージするだけでなく、その方にあった生活習慣の見直しもサポートすることで、これまで大勢の方の便秘のお悩みを解消してまいりました。
いまからでも、遅くはありません、一度、自分の身体と向き合ってみませんか?