腸セラピストが「 ヨーグルトは本当に便秘に効果があるのか?? 」にお答えします。

こんにちは。
腸を優しくほぐして身体と心のバランスを整える
名古屋の腸セラピー(チネイザン)専門サロンCocokara加藤仁基(ひろき)です。
突然ですが、ご来店された方(以下、Mさん)から、とても嬉しいコメントをちょうだいいたしましたので、シェアさせていただきますね。
こちらにお邪魔するまでは、便秘がひどくてひどくて、週に2〜3回あればいいほう。
ヨーグルトや乳酸菌、本当にひどい時には便秘薬に頼る毎日でしたが、こちらで診てもらうようになってから、週に3〜4日はお通じがくるようになりました!
以上です。
Mさんは、4ヶ月ほど前からご来店され、定期的に施術を受けられていました。便秘歴は長く、もう20年ほどだったそうです。
週2回だったお通じが、週4日になったことはMさんにとって本当に嬉しかったようで、感謝の印に私の好きなムーミングッズをプレゼントしてくれました。
(※これはねだっているわけではありませんが、、、ムーミンは大好きです。)
さて、話を戻して、Mさんのように長年便秘に悩まれている方のほとんどが(ほぼ100%といっても過言ではない)試されているのが、ヨーグルト!!
便秘対策のために、何をされてきましたか?
と質問すると、
必ず、かえってくる「 ヨーグルト 」!!
便秘にお悩みの方の強い味方ヨーグルト!!
これさえあればお通じすっきりヨーグルト!!
と言いたいところですが、なんとMさん、便秘歴20年にして、ヨーグルト歴20年。
20年便秘に悩み続けているMさんが、その対策として食べてきたヨーグルト、、、
言うまでもなく、ある疑問が湧いてきますよね・・
ヨーグルトって、本当に便秘に効くの??
さて、ここからは、何百人と便秘のサポートをしてまいりました腸セラピストのいち意見としてお聞きください。
なお、ヨーグルトのおかげでお通じはすっきり!! という方は、ここで、読むのを止めていただいて結構です。
では、ヨーグルトって、本当に便秘に効くの?? にお答えします。
結論から、いいますね。
それは、人によりけり。
なんだ期待させておいて、、、と思われた方、先にあやまります。
でも、本当にそうなんですよね。
ただ、これでは、セラピストの威信に関わりますので、もう少し説明させていただきます。
東洋医学的にみると、そもそも、ヨーグルトは、体を冷やして体内を潤す商品です。
つまり、身体が熱を帯びているタイプの人(これを東洋医学では実証といいます)には効果があるかもしれませんが、身体が冷えているタイプの人(これを東洋医学では虚証といいます)には、あまり効果が期待できないということです。
日頃から、身体が冷えやすいといった冷えのお悩みを持つ方は、ヨーグルトのように身体を冷やす食品ではなく、身体を温める食品のほうが、便秘には効果が期待できます。
温める食品というと、くるみ・羊肉・鹿肉・鶏肉・エビなどがあげられます。
(※ちなみに、当サロンでは、お茶請けとして、くるみをお出ししているのですが、くるみの味にはまった便秘にお悩みの方が、それ以降くるみをおやつ代わりに食べるようになり、お通じが劇的に改善されたというご報告もいただいております。)
逆を言うと、身体が冷えやすい方が、朝からヨーグルトを食べるとどうなるか・・・
朝は身体が冷えているので、そこに冷蔵庫で冷やしたヨーグルトを胃袋の中に投入!!
当然、身体は更に冷え、血の巡りは悪くなり、腸の動きは弱くなり、かえって便秘が悪化、、という事態も発生します。
もし、この記事を読まれていて、便秘に悩んでいてヨーグルトを食べ続けており、更に冷え性・・という方は、一度、ヨーグルトとのお付き合いを止めてみてはいかがでしょうか?
誤解がないように、お伝えしておきますが、ヨーグルトという食品自体を否定、批判するつもりはまったくありません。
実際に、自分もよく食べています。
ただ、日本人はあまりにもヨーグルトさえ食べていたら健康!!という、ヨーグルト神話が強すぎると思います。
大切なのは、自分の体質にあうかどうかです。
一度、お付き合いを控えてみて、そこから自分のお通じの状態と向き合ってみてはいかがでしょうか?
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。